目の前に黒いものが”バサッ”と
目の前に突然黒いものが〝バサッ〟と降りてきて、光を〝ピカッ〝と感じ、その後黒い糸屑の様なものが漂う‥‥。
50代後半の男性上司の体験談です。
まるでホラー映画のようなシーンですが、これは〝網膜裂孔〟の症状です。
網膜裂孔は、中高年になると誰にでも起こる可能性がある、目の病気。
網膜という、カメラでいえばフィルムにあたる部分に、裂け目や穴があいた状態です。
網膜に裂け目や穴があく
失明しないの?? 大丈夫? って思いますよね。
何も起こらないこともあります。
でも、裂け目や穴から水が入ると、網膜が剥がれる〝網膜はく離〟が起こる恐れもあります。
網膜はく離になると視力が低下し、はく離した場所によっては失明してしまいます。
目に異常を感じたら、眼科の受診をおすすめします。
検査を受けて、医師に正しく診断してもらうことが大切です。
上司も上記のホラー体験のあと、すぐに眼科を受診。
検査で網膜裂孔であることがわかり、翌日には早速、レーザー治療を受けたそうです。
レーザー照射で焼き固める
網膜裂孔のレーザー治療は、裂け目や穴の周囲をレーザー照射して焼き固め、網膜はく離が起こらないようにします。
治療は、受けるほうとしては簡単です。
局所麻酔の点眼薬をさしたのち、レーザー光線をパチパチとあててもらうだけです。
上司のケースは、あてたレーザー光線は約100発。
もちろん裂け目や穴の状態によって異なります。
いずれにしても短時間で終了します。もちろん日帰り。入院の必要もありません。
だだし、レーザー治療したからといって、それで治ったわけでありません。
網膜が接着するまで約2週間かかり、それまでは激しい運動は控えます。
なお、食生活はこれまで通り。ちなみに飲酒もタバコもオッケーだそうです。
(あの・・・健康のためには節酒と禁煙をお勧めしますけど)
ちなみに『健康一番けんいち』8号の特集は失明回避です。
特集では、失明につながる緑内障、黄斑変性、網膜の病気(網膜裂孔も含む)などの目の病気を取り上げています。
網膜裂孔になった上司は、本誌を読んで医師の説明がよく理解できたそうです。
毎月一家に1冊『健康一番けんいち』くん、お勧めします。
けんいち編集部
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